予防歯科
「虫歯の治療が終わったと思ったら、また数年後に別の歯が痛くなった…」
「毎日の歯磨きを頑張っているのに、歯茎の腫れや出血が治まらない…」
多くの方が、歯科医院を「痛いところを治す場所」と考えています。
しかし、一度削ったり抜いたりした歯は、二度と元には戻りません。
治療を繰り返すたびに、ご自身の歯はダメージを蓄積し、最終的に歯を失うことにつながります。
当院が最も大切にしているのが、「予防歯科」の考え方です。
予防歯科とは、虫歯や歯周病といった病気を未然に防ぎ、健康な状態を維持するための取り組みです。
特に、歯周病が重度化しやすい現代において、専門的なメンテナンスは、ご自身の歯を生涯にわたって一本でも多く残すための、最も重要で効果的な投資です。
当院は「安全と品質を最優先」する理念のもと、マイクロスコープや歯科用CTといった機器を用いた精密診断に基づき、患者様一人ひとりのリスクに合わせた予防プログラムを提供します。
当院の「精密予防メンテナンス」を支える要素
当院の予防歯科は、「自費専門の設備」と「経験豊富なプロの技術」、そして「リスクに基づいた計画」による予防歯科を提供します。
リスク評価のためのデジタル診断
予防の第一歩は、患者様のリスクを正確に把握することです。
歯科用CTによる骨の評価
歯科用CTで顎の骨を立体的に観察し、歯周病による骨の破壊具合を正確に把握します。
これにより、今後の歯周病の進行予測と、特に注意が必要な部位を特定できます。
口腔内スキャナーによる咬み合わせ診断
口腔内スキャナーで咬み合わせの状態を分析し、特定の歯に過度な負担がかかっていないかを確認します。
咬み合わせの負担は歯周病の進行を早めるため、この診断は予防計画の重要な要素となります。
経験10年以上の専門スタッフによるケア
当院の予防プログラムは、経験10年以上の熟練した歯科衛生士が中心となって行います。
豊富な経験と知識に基づき、患者様一人ひとりの歯の特性や、ブラッシングの癖に合わせた、オーダーメイドのケア指導を提供します。
当院の予防歯科が対象とする主なリスクとアプローチ
当院では、患者様の口腔内の状態に合わせて、重点的な予防アプローチを実施します。
歯周病予防とメインテナンス
歯周病は自覚症状がないまま進行し、最終的に歯を失う最大の原因となります。
また、細菌の再付着を防ぐために、歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスなどの正しい使い方を丁寧に指導します。
日々のセルフケアの質を高めることが、予防の成果に直結します。
二次虫歯(再発虫歯)の予防
一度治療した歯の寿命を延ばすために、再発リスクの管理を徹底します。
詰め物や被せ物の縁が欠けていないか、ご自身の歯との間にわずかな隙間が生じていないかを細かくチェックします。
また、歯質を強化し、再石灰化(歯の修復)を促すために、高濃度のフッ化物を定期的に歯に塗布します。
咬み合わせのチェックと調整
咬み合わせの状態に基づき、特定の歯に強い力がかかっていると判断された場合は、ごくわずかな調整を行います。
歯への負担を均等に分散させることで、歯周組織の破壊や歯の破損を防ぎます。
自費専門だからこそ可能な「時間の質」
当院は自費専門として、保険診療のような時間に制約されることなく、一回のメンテナンスに十分な時間をかけます。
これにより、単に歯の表面を磨くだけでなく、歯周ポケットの隅々まで、丁寧かつ徹底的なケアが可能です。
また、時間をかけることで、口腔内の変化だけでなく、患者様の体調や生活環境の変化にも耳を傾けることができ、よりパーソナルで、細やかなアドバイスを提供できます。
